「源氏物語」をテーマに雅楽演奏会

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7・8年ぶりに 天理大学雅楽部の大阪公演に行って来ました。
源氏物語」をテーマに取り上げて今年で11回目だそうです。
今回は~須磨・明石の巻より~を取り上げ、光源氏が須磨へ流離の場面。
月明かりの中で光源氏が都を想い物悲しく琴を奏でるとの設定で、
管絃盤渉調の「竹林楽」と「蘇莫者破」を演奏。盤渉調は葬儀によく演奏されるように寂しいメロディーだ。
さすが天理大学の演奏は拍子やピッチもよく揃い、聴いていて安らかな気になる。
(ウトウトと寝てしまうのは名演奏の証拠?)
初めて七弦琴の音を聞いたが、低音もよく響き美しく、スチールギターと同じ奏法なのかスライドが絶妙。
東日本地震の犠牲者の慰霊と、復興を祈念して舞楽は「延喜楽」と「散手」が舞われた。
「延喜楽」は四人舞で息がぴったり合っていた。「散手」には圧巻された。すばらしい舞だった。

「赤穂雅楽同好会」の名で、我が家で月一回雅楽練習をしている。
初心者を中心に6,7名の参加者がある。
素人に毛の生えたような私が教えているのだから、極めるところまでは到底無理だと思う。
だが、初心者でも音がなり始め、唱歌を覚え、合奏できると楽しみになってくるようだ。