東北へ行こう!その2 気仙沼大島

8日は気仙沼での作業。3グループにマッチングされ、私たち7名はフェリーで大島の旅館の瓦礫の種分けや、布団などの廃材を捨てたりと、短い時間だったけれどずいぶん片付いた。

沢山のカモメがフェリーといっしょに飛んでくる。
ボラセンのスタッフで、鹿児島から来て1ヶ月にもなる、ロン毛の(ダンサーのサムさん似)彼は、フェリー乗り場までの車中、いろいろと話して下さった。
「どうして1ヶ月も大島に行かれているんですか?」と誰かが聞いた。
「友達がここで亡くなったんだ」と作業をしながらぼそっと言葉が帰ってきた。
カモメかっぱえびせんをあげると食べに来るよというので、フェリーからはしゃぎながら食べさせてカモメとたわむれる。
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テレビで見たことのある屋根の上に船が乗っていた旅館「丸栄」の社長と女将から話を聞いた。
新館のローンもまだ残っているそうで、まだまだ先へ進もうという気分にはなれないと想像する。
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新館の業務用冷蔵庫が、小屋ごと本館の屋根に落ちたまま。

送迎バスも、屋根が流されオープンカーのようになっていた。










社長(80過ぎ)の友達が近くに住んでいたので、「津波が来るから山へ逃げろ」と呼びに行ったが、「俺はいい」と言った10分後流されたらしい。5千人ほどの島の住民が避難されていて、今は2千人あまりだそうだ。
15人が犠牲になられたという。
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                  旅館の前にあった数軒は根こそぎ流された。


東京から来られた森林ボランティアさん、名古屋、千葉から一人で来られた娘さん、北海道大学生のグループ。
昼休みに少し話したけど、同じ思いでこの島に来た仲間だ。心の繋がりを感じる事ができた。

多くのボランティアさんとの出会い、被災された方のお話も聞けて、喜んで頂き、こちらも元気を頂いた。