わくわくランド

正月2日。よっちゃんが年始のお客さんから頂いたお年玉でみちると3人で海浜公園に遊びに行った。
(施設からは、お年玉を渡さないようにという説明でしたので使うことにした。)

家の近くから公園の大きな観覧車が見えるたびに「観覧車に乗ろうよ!」と催促されていたのです。

そのくせよっちゃんは高いところが苦手なようで、娘の二段ベッドにも上がらないし、ボンゴフレンディの屋根上テントにも、大抵の子供は喜んで登るのによっちゃんは怖がって登らない。

地上50メートルの観覧車の前に来て、「よっちゃん乗るか?」と聞いたらおじけづいた。
僕も高所恐怖症なのでできれば乗りたくないので観覧車はとりやめ。

そのかわり乗り物にはいっぱい乗り倒した。アスレチックや海賊船で遊んで、大満足-----。
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とにかく、里子を預かったらスキンシップしようと思っていた。
一番親に甘えたい年頃なんだし、少々甘やかしてもいいやと、好きなことをさせてあげ、欲求には出来るだけ応えてあげようと思った。

よっちゃんは子供らしく甘えてきてくれた。
そして素直に、あれがしたいこれがしたいと自分を出してくれたので可愛かったし、いじらしかった。

けれど、だんだん欲求はエスカレートしてくる。
元気な子だけに、一緒に遊ぶのが疲れてくる。
顔を引っ掻いてくる。どすんとお腹の上に乗ってくる。
またまたキョウリュウジャーごっこで絡んでくる。

家内や娘たちはあまりエスカレートしないようよっちゃんに注意するのだが、それでもお構いなし。

帰省していた次男が悪者になって、よっちゃんに注意する役をする。
「よっちゃん、あまり言うことを聞かないのなら、お兄ちゃんに怒ってもらうで!」
次男も子供が好きでよく遊んでくれたが、よっちゃんが悪さをしたので、ちょっとふざけて「山にほかしに行こうか」とよっちゃんを肩に担いだら、よっちゃんは異常なくらいに怖がった。
次男が「きょうはお兄ちゃんと一緒にお風呂に入ろうか?お兄ちゃんと一緒に寝ようか?」
と言っても頑なに拒否!

ひょっとしたら・・・

「よっちゃん!あんまり言う事聞かないとお尻ペンペンだよ!」と言ったその時、
よっちゃんは亀のように手足を引っ込めて、ダンゴムシのように丸くなってうずくまってしまった。

心に傷を持っているんだろうか・・・・

次男に「ほかしに(捨てに行こうか)は禁句だよ。」
ちょっとした言葉でも気をつけないと敏感なんだ。冗談が通じない。
うずくまったよっちゃんは心の中で何を叫んでいたんだろうか。